
急斜面を勢いよく滑る自作のそり
段ボール製のそりで速さとデザインのユニークさを競う「忠類ナウマン全道そり大会」(実行委主催)が21日、幕別町忠類白銀台スキー場で開かれた。晴天にも恵まれ、管内外から参戦した17台が趣向を凝らしたそりと全力のパフォーマンスで観客を楽しませた。
旧忠類村時代から続くイベントで、今年で38回目を迎える。参加チームは約150メートルの特設コースを滑走し、「グッドデザイン」と「スピード」を競った。
今年は新型コロナウイルス感染防止のため、オープニングセレモニーなどを中止して時間を短縮、会場内の一般入場も制限した。
人気アニメ「鬼滅の刃」や、はらぺこあおむし、牛舎と子牛などをモチーフとした力作のそりが続々登場。回転しながらゴールを目指したり、途中で止まってそりをかついで走ったりする姿で会場を沸かせた。
帯広市の阿部真弓さん(53)ら4人はコロナ退散を願い、「帯広南のアマビエ号」で参戦。阿部さんは「最近思い切り笑うことがなかったのですっごく楽しかった。思ったよりもスピードが出ました」と笑顔だった。
関連記事
三種町の特産PR 3年ぶり世界じゅんさい摘み採り選手権 小舟操り収量競う
三種町の特産・ジュンサイの魅力を発信する「世界じゅんさい摘み採り選手権大会」が26日、開催された。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年と一昨年は中止しており、3年ぶりの実施。県内各地からの参...
3年ぶり能代山本の実年の球宴 「400歳野球大会」開幕
第80回400歳野球大会(北羽新報社主催)は25日、能代市の赤沼球場、八峰町の峰浜野球場で開幕した。コロナ禍で2年延期され3年ぶりの開催となり、前回より10チーム少ない42チームがエントリーし、実年球児...
2年ぶり感謝の熱演 長野県中川村で人形浄瑠璃公演
長野県中川村の中川人形保存会と村公民館は19日、第9回「中川人形浄瑠璃定期公演」を中川文化センターで開いた。演目は「三番叟」と「傾城阿波鳴門~順礼歌の段」を上演。会場に集まった約70人の観客を前...
藤里町で3年ぶり「ブナの森マラソン」 白神山地の麓で健脚競う
藤里町内の森林基幹道米代線(米代フォレストライン)を走る「第9回ブナの森マラソン」は19日行われ、県内外のランナー223人が緑深まる世界自然遺産白神山地の麓で健脚を競った。新型コロナウイルスの影響で3...