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荘内日報社

御来光 雲間に輝く 出羽三山 主峰・月山 山開き

 出羽三山の主峰・月山(標高1984メートル)が1日に開山し、夏山シーズンの訪れを告げた。山頂近くは雲に覆われ視界不良の中も、県内外から訪れた登山者らが雪渓を歩いて登り、懸命に山頂を目指す姿が見られた。

 月山は山頂の月山神社に農耕の神・月読命(つくよみのみこと)を祭り、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭る伊勢神宮(三重県)の双方を参拝しようとする登山者のほか、山岳信仰や修験道、希少な高山植物が咲く湿原地帯などを目的に毎年多くの登山客が訪れる。開山は毎年7月1日。今年は例年よりも残雪が少ないという。

 この日は朝早くから白装束に身を包んだ信者やバックパックを背負った登山者、地元自治体職員らが山頂を目指した。山頂では午前4時半ごろに雲間から御来光が差し込むと、山小屋の宿泊客から感嘆の声が上がり、しきりにシャッターを切っていた。

 東京から初めて月山登山に来たという吉田久美子さん(62)は「草花が多く咲いて爽やかな景色が続き、楽しみながら登ることができた。運よく見ることができた夕日と朝日の絶景は幻想的で感激した。力をもらえた」と話した。午前11時からは山頂の月山神社本宮で開山祭が行われ、月山を囲む鶴岡、庄内、西川の3市町長が一年の安寧を祈ったほか、訪れた参拝者らが祖先の冥福や五穀豊穣(ほうじょう)、家内安全などに祈りを込めた。

 月山本宮は閉山祭を行う9月15日(月)正午ごろまで参拝できるという。

開山を祝うように雲間から差し込む御来光=1日午前4時半ごろ、月山山頂付近

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