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先人の技術学ぶ 大城小で伝統の黒糖づくり 沖永良部島

サトウキビ汁の煮詰め作業を体験する児童ら=25日、鹿児島県和泊町の大城小

 鹿児島県沖永良部島の和泊町立大城小学校(野口浩二校長、児童39人)恒例の黒糖づくりが25日、同校であった。サトウキビから搾り取ったキビ汁を釜で煮詰め、黒糖を仕上げるまでの作業を行い、先人が築いた黒糖製造の技術や苦労、つくる喜びを学んでいた。

 同校では1987年、校庭にサタ(砂糖)小屋とキビを搾る車「サタグルマ(砂糖車)」を設置。子どもたちにキビの植え付けから黒糖づくりまでを体験させ、働く大変さやものづくりの喜び、助け合いの心などを学ぶ場としている。サタ小屋は昨年11月、9年ぶりにかやぶき屋根をふき替えた。

 この日は同校の児童、職員、保護者、学校教育活動に協力する地域住民らで構成するボランティア組織「大城小もりあげ隊」約50人が参加。山下幸秀さん(72)、柳川敏文さん(80)の指導の下、子どもたちはキビの圧搾やあく取り、道具の洗浄などを担った。

児童たちは「作業は大変だが、みんなで力を合わせてやるのが楽しかった」「煮詰めた汁をかき混ぜる作業をしたが、力がいるので大変だった。毎年味が違うが、今年は甘くてすごくおいしい黒糖ができた」と話した。

 山下さんによると、今年のキビは酸性が強かったため、石灰を多く投入し、「昨年並みのいい味が出せた」という。柳川さんは「子どもたちがあく取り、不純物の除去を頑張ってくれたおかげできれいないい黒糖ができた」と話していた。

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