絆をさらに確かなものに 宇部・ニューカッスルの両市長が確認書【宇部】

姉妹都市豪州ニューカッスル市を訪問中の宇部市の行政視察団(団長・篠﨑圭二市長、10人)は20日午後、ニ市内で開かれた式典に出席。篠﨑市長とニ市のヌアタリ・ネルムス市長が、両市の交流に影響を与えた新型コロナを乗り越え、絆をさらに確かなものにすることを目指した確認書を交わした。
両市の姉妹縁組は1980年に締結され今年で43年を迎えた。宇部市の訪問団は13年ぶりだが、この間も青少年交流などを中心に友好を深めてきた。しかし、コロナ禍で2020年の40周年の節目にも十分な交流ができなかったことに対する両市長の思いが一致し、この日の確認書となった。
20日の式典は午後6時からニ市の中心部にあるシティーホールであり、ネルムス市長が「両市の距離は遠いが、互いの心は近い。絆を再確認したい」と歓迎の言葉を述べた。これに対して篠﨑市長は「43年のつながりを誇りに思う。50周年に向かって両市の結び付きをさらに深めたい」と応じた後、確認書に双方が署名した。
確認書ではこれまでに教育、文化、スポーツなどでの交流と人的な友好関係が築かれてきたことを確認。新たに脱炭素など環境分野の交流にも取り組むことなどが盛り込まれた。
式典にはニ市側からマクノートン元市長ら姉妹縁組を長く支えてきた市民ら約30人が出席。両市長が確認書に署名する様子を見守った。
視察団一行は山下節子市議会議長や宇部商工会議所の杉下秀幸会頭(姉妹都市友好協会長)、冨田尚彦市観光スポーツ文化部長、市民訪問団の吉松剛市議ら。20日午後、シドニー市からニューカッスル市に入り22日まで滞在。コロナ禍で見送られていた40周年の記念植樹や大学などの視察、両市の市役所職員間の情報交換などを行い、23日に帰国の途に就く。
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