ヘルスメイトのメンバー10人が島の働き盛りの男性らに「健康ヘルシーガンジュウ弁当」30食を配布した＝2日夕、竹富島複合型福祉施設

【竹富】ヘルスメイトの愛称で知られる食生活改善推進員竹富島のメンバー10人は2日夕、竹富島複合型福祉施設で島の働き盛りの男性らを対象に「健康ヘルシーガンジュウ弁当」30食を配布した。

　いつまでも笑顔で過ごせる健康な体、島のため、家族のため、何よりも自身のためにとコロナ禍で実現できなかった男性料理教室で使う予定だったレシピを使用し、サバ缶カレー風味、豆腐のあんかけステーキ、野菜の塩昆布あえ、島大根とショウガの酢漬け、秘伝豆など体にいいヘルシーレシピを弁当という形にした。

　さらに竹富診療所の関有香子医師による「なぜ痩せないのか？・働き世代の健康問題知っていますか？」と題したミニ講話も開催された。

　はじめに参加者は入り口で自分自身の体重や血圧・体脂肪など自身の現状を知ってもらうための健康測定を行った。中には自分の血圧の高さに「この測定器はおかしい、いつもはこんなに血圧は高くない」と話す者もいた。

　講話は関医師が大型のモニターを使い、年齢ごとの基礎代謝や必要摂取カロリー、消費カロリーなど、関係を分かりすく説明。「摂取したカロリーより消費したカロリーが多ければ必ず痩せます」と話しさらに「5㌔痩せれば体にとっていいことだらけ。血圧も下がるしさらに糖尿病の疾患を持っている方も、ひょっとしたら服用している薬を止めることができるかもしれない」と説明した。

　講話の後は参加者全員にヘルシーガンジュウ弁当と一緒にお土産としてインスタントの玄米ご飯、サバ缶、みそ汁が配られた。

　ヘルスメイトの内盛こずえさんは「このお弁当は以前計画をしていた男性料理教室で作る予定をしていたレシピをもとに作ったお弁当。自宅でも簡単に作れるようにレシピもつけたので、ぜひ自分でも作ってみてください」と話した。

　弁当を手にした内盛正聖さんは「運動と食事、分かってはいるがこれがなかなか難しい。これを機にしっかりと気を付けて健康な体でいるためにがんばります」と決意を話した。

　今回の企画は竹富町社会福祉協議会「結のまちづくり助成金事業」を活用した。 　（上間学通信員）