高校生社長から経営ヒント、宇部鴻城高が茨城の金融先進校と交流【宇部】
高校生社長ホールディングスの役員に質問する生徒(宇部鴻城高で)
宇部鴻城高(古谷方正校長)で13日、アイザワ証券宇部支店(中田孝支店長)による金融特別授業が行われた。普通科特進コースと医療秘書科の1、2年生70人が、授業の一環で株式会社を設立・運営している茨城県立常陸大宮(ひたちおおみや)高商業科の生徒とオンラインで交流。経営の苦労などを聞き、挑戦することの大切さを学んだ。
アイザワ証券による金融特別授業は2年前から実施。常陸大宮高は2019年に同証券と連携協定を結んでおり、そのつながりで今回の交流授業が実現した。
常陸大宮高商業科では2016年12月に高校生社長ホールディングス株式会社を立ち上げた。生徒たちが株主として企画・運営し、商品開発から販売までを行う6次産業型の高校生ベンチャー企業で、20年度からは実際に株式運用を行うなど、金融教育の先進校として全国的にも知られる。
オンラインによる交流では、互いの学校紹介をした後、宇部鴻城高の生徒たちは会社の取り組みなどについて聞き、経営で大事なことや苦労の他、稼いだお金をどう使うのか、社長などの役員はどのように選ぶのかなど、生々しい質問もぶつけた。
縄田実来乃さん(普通科特進コース2年)は「自分たちと同世代の人が起業して経営するエネルギーはすごいと思った。自分たちも新天町で高校生カフェを運営するが、そのヒントももらえた」と話した。
交流授業をお膳立てしたアイザワ証券の後藤文恵さんは「同じ高校生がやっていることに刺激を受けたのでは。何事にもチャレンジする気持ちを大事にしてほしい」とエールを送った。
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