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北羽新報社

障害の有無にかかわらず音楽で交流 のしろであいのコンサート

「希望~前に進もう~」をテーマに開かれたのしろであいのコンサート(能代市文化会館大ホールで)

 障害の有無にかかわらず、音楽を楽しむことを通して触れ合い、交流を深める第38回のしろであいのコンサートは2日、能代市文化会館大ホールで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続中止しており3年ぶりの開催。今回は「希望~前に進もう~」がテーマで、公募した詩にメロディーを付けたオリジナルソングなど5作品を披露したほか、能代山本の障害児者施設4施設が、練習を重ねてきた歌や踊りを張り切って発表。初めてコンサートの幕を上げた昭和58年から40年の節目を、晴れやかな笑顔と新たな出会いで彩った。

 市民有志で作る同コンサート実行委員会(小川金芳実行委員長)が主催。国際障害者年をきっかけに、障害の有無にかかわらず、一緒に音楽を楽しみ、出会い、触れ合い、お互いに理解を深める場として、昭和58年から開催している。
 一昨年と昨年はコロナ禍で中止し、今年で38回目。直前で出演を見合わせた施設もあったが、施設関係者や一般を合わせ約250人が集った。小川実行委員長は「コロナ感染の広がりで精神的・身体的に活動が制限され、少しでも前に進みたいという願いを込めて第38回コンサートを企画した」などとあいさつし、3年ぶりの再会を喜び合った。
 コンサートは2部構成。第1部は、「希望~前に進もう~」をテーマに詩(歌詞)を公募したオリジナルソングや詩の朗読の発表で、嶋田昭彦さん(秋田市)の「希望」と「いつか笑いながら」をはじめ、菊地千鶴子さん(同)の「世界の友よ手をつなごう」、6月に行われた十二湖(青森県深浦町)への鉄路の旅「ひまわり号」を題材に工藤直人さん(能代市)が詠んだ俳句28句を曲にした「初夏の句」の4作品をバンド「MU」の演奏と歌唱で、熊谷順子さん(大仙市)の作品「ありがとう」は朗読で披露した。能代山本手話研究会のメンバーが手話通訳した。
 第2部は施設利用者によるステージで、ねむの木苑(能代市)、能代地域生活支援センター(同)、尚生多機能型事業所(同)、大日寮(三種町)の利用者が出演。今年3月に供用開始したばかりの能代地域生活支援センター(前身は「ぴあわーく」)は利用者ら25人が施設紹介を交えて歌を披露し、初参加の尚生多機能型事業所はよさこい踊りで観客を楽しませた。最後は恒例の参加者全員による「北国の春」で、ホールに歌声を響かせフィナーレを飾った。
 ロビーでは鉄路の旅「ひまわり号」の写真展も開かれ、来場者は初夏の一日を思い出すように写真を観賞したり、コンサートを楽しみ、障害の有無を超えて支え合い、希望を持って共に歩む地域を考えた。

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