多くの市民が訪れ、あっという間に売り切れた石垣島パイン生果組合名蔵の試食・即売会＝11日午後、市役所市民広場

　石垣島のパインアップルのおいしさを知ってもらおうと石垣島パイン生果組合名蔵（平安名貞市組合長）は11日、石垣市役所市民広場でカットパインの試食と完熟パインの販売を行った。オープンとともに多くの市民が訪れ、販売から40分程度で完売した。平安名組合長は「旬を迎えているパインを多くの市民に味わってもらい、ギフトなどに活用してほしい」とＰＲした。

　今回販売されたのは、ジュワリーパイン（ハワイ種）約140玉でスーパーなどの店頭価格の半額程度で提供された。市役所の館内放送でパインの試食・即売会が告げられると、訪れた来庁者が完熟して食べごろを迎えたパインを次々に買い求めた。

　パイン三つを購入した市内の70代男性は「石垣島のパインは日本一うまい。冷やして今夜にでも食べたい」と笑顔で話した。

　市農政経済課によると今年のパインは、5月の長雨の影響などで例年より少し遅れての収穫となっているという。