射的を楽しむ参加者（井上公園で）

　山口青年会議所（北條榮太郎理事長）とＹＩＣ情報ビジネス専門学校国際ホテル・ブライダル学科の２年生が共同で企画した街コン「湯の町狐（こん）」が９日、熊野町の防長苑と湯田温泉２丁目の井上公園で開かれた。新たな出会いを求める２５～４０歳の男女１５人ずつが「夏祭り」をテーマにしたイベントを満喫した。 　少子化問題が深刻化する中で男女の出会いを提供し、結婚や定住に結び付けようと共同開催した。基本コンセプトを決める審査会で、学生たちのアイデアの中から「お祭り」をテーマにした企画を採用した。 　防長苑で自己紹介などを終えた参加者は、浴衣に着替えて井上公園に移動した。会場には、たこ焼き、かき氷、射的といった屋台が並んだ。参加者は会話や食事を楽しんだり、射的に挑戦したりして和気あいあいとした時間を過ごした。 　親睦を深めた後は防長苑に移動し、「プロポーズタイム」。男性から女性に思いを伝えた。この日は４組のペアが誕生した。 　「お祭り」のテーマを提案した西山和輝さんは「参加者の楽しそうな笑顔が見られて何より」と話した。ＪＣ地域価値創造委員会の竹川勇人委員長は「準備は苦労の連続だったが、男女の出会いの場を提供できたことは意義深い」と語った。 　次回は１０月下旬に同様のイベントを開く。今後、ＪＣと同学科の１年生が協議を重ね、企画を練っていく。