「赤ちゃん誕生おめでとう箱」を紹介する職員たち（市多世代ふれあいセンターで）

　子育て家庭の支援に取り組む宇部市は３日、「いいお産の日」にちなみ、県内で初めて妊婦応援都市宣言を行った。市民に周知し、その機運を高めるため、来年の市制１００周年記念事業として祝福する「赤ちゃん誕生おめでとう箱」を披露した。 　 　市多世代ふれあいセンターの若者ふりースペースにスタジオを設置し、こども・若者応援課の職員ら関係者が待機。市立図書館と常盤町１丁目スマイルマーケット（トキスマ）の２カ所に、オンラインでモニターを通してライブ配信した。 　 　セレモニーでは、和田誠一郎副市長が「生命の始まりを担う妊産婦を大切にし、地域社会全体で子どもたちの健やかな成長を支えていく」と宣言。子どもに関する相談や情報提供、助言などに対応する保育士や看護師らのうべ子育てパートナー（３０人）を紹介した。 　 　赤ちゃん誕生おめでとう箱は縦・横３０㌢、高さ１６㌢。カラフルな色で外側に市章、内側にＵＢＥの文字をデザイン。うべ妊婦・子ども応援団１０社から寄せられる紙パンツや育児関連パンフレット、乳幼児歯科グッズなどの提供品を詰める。１１月以降に誕生した新生児を対象に、来年１月末ごろから贈呈を開始する。 　 　最後に東岐波中、西岐波中、常盤中、川上中、桃山中、宇部鴻城高の吹奏楽部、プロフィトロール吹奏楽団が「パプリカ」をリレー形式で演奏。応援宣言に花を添えた。 　 　同課では「おめでとう箱の中の用品を使用した後は、家族の記録や思い出となる物も大切に保管してもらえたら」と話した。