シロザケの産卵行動展示【標津】
準備を整え、産卵するサケのペア
標津サーモン科学館(市村政樹館長)の魚道水槽では、シロザケの産卵行動展示が行われている。子孫を残すために懸命に産卵環境を整えるサケの姿が、来場者に感動を与えている。
約3000個の卵を抱える雌は、3~5回に分けて産み分ける。水槽内では雄が体を小刻みに震わせて産卵を促す様子や、雌が背びれで砂利を掘り起こし、産卵室を作る姿を見ることができる。
同科学館では産卵が活発になるこの時期、魚道水槽にペアのサケを展示し、産卵行動を観察できるようにしている。10月中に職員総出で砂利を敷いて産卵しやすい環境を整え、1日から展示を始めた。産卵が近づくと館内放送で告知し、立ち会った来館者には「産卵観察証明書」を配る。
2日は、正午ごろと午後3時30分ごろの2回、サケが産卵。東京から「Go To トラベルキャンペーン」を使って来館したという自営業、日比谷浩太さん(30)は「初めて生で見たが、テレビで見るよりも小刻みに動いているのが不思議だった」と話していた。同館の西尾朋高副館長は「非常にレアな展示で、感動的なシーンを見られるチャンス。ぜひ来場してほしい」と呼び掛けている。展示は11月末まで。
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