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北羽新報社

萌え立つ高山 「みどりの日」に登山、心地よい汗 藤里町

木漏れ日が心地よい登山道を軽快な足取りで進み、高山の山頂を目指す参加者たち

 白神山地世界遺産センター藤里館活動協議会の「みどりの日の集い 高山登山」は4日、藤里町内で開かれた。高山(388㍍)山頂を目指した参加者たちは木漏れ日の中、山野草を観察しながら登山道を登り、新緑が生き生きと萌え立つ里山歩きを堪能した。

 集いは「みどりの月間」(4月15日~5月14日)の一環で平成10年から毎年開催している。県内外から30人が参加した今年は、秋田白神ガイド協会と同センターのスタッフの案内で高山の山頂を目指した。
 ホテルゆとりあ藤里裏手の湯の沢ルートから登り始めた一行は、タラノメ、カンゾウ、ギシギシ、ノビルなど、山中だけでなく道路脇などにも生える草花を観察しながら歩みを進め、途中、杉が中心の植生から広葉樹へと変わるにつれて周りの空気感も変化することを実感。
 ベテランガイドの詳しい説明を聞いてニリンソウやサルトリイバラ、爽やかな香りが特徴のクロモジなどに目を向けたほか、ヤブサメ、ウグイス、ヤマガラなど姿は見えなくても聞こえる野鳥のさえずりに耳を澄ました。山頂からは小岳、藤里駒ケ岳など白神の山々を眺望し、吹き抜ける風に快適な涼しさを感じて好天に恵まれた山登りを楽しんだ。
 大型連休を利用して親子4人で青森、秋田県を巡っている途中で参加した谷口充さん(44)=神戸市=は、「青森、秋田は初めてだが、国内初の世界遺産に登録された白神山地に来てみたかった。里山の高山登山でも、十分達成感がある」と話し、満足感を見せた。
 この日は強い日差しが降り注ぐ1日となったが、広葉樹林では新緑と木漏れ日が優しく、参加者たちは所々急勾配の登山道もしっかりと踏みしめて一歩ずつ進んで心地よい汗を流しながら、みどりの日の山歩きを楽しんでいた。

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