長野県駒ケ根市 地震被災の友好都市・石川県かほく市へ救援物資
貨物自動車の荷台に積まれたブルーシートや非常食
長野県駒ケ根市は5日、能登半島地震で被災した友好都市・石川県かほく市へ救援物資を発送した。伊藤祐三市長や市職員が見守る中、ブルーシート約1000枚や食料品を積んだ貨物自動車が駒ケ根市役所を出発した。
両市は2013年に「災害時の総合応援に関する協定」を締結。協定締結を契機に交流が深まり、18年に友好都市提携を結んだ。
駒ケ根市によると、断水や家屋倒壊などの被害が発生したかほく市に、駒ケ根市から支援を提案。かほく市の要請に応じ、ブルーシートのほか、市で備蓄していたアルファ米1200食とレトルトカレー180食を提供した。シートは市が今回購入したり、地元企業から提供してもらったりして約1000枚を集めた。
物資の輸送は、災害時の輸送業務に関して、駒ケ根市と協力協定を結ぶ上伊那地区輸送協議会の会員、上伊那貨物自動車(同市)が担った。
同日開いた出発式で、伊藤市長は「友好都市かほく市の皆さんのために今後も力を尽くしていきたい」と述べた。駒ケ根市はかほく市からの人的支援の要請を受け、職員の派遣を検討している。
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