いつわ農産加工センターで最盛期を迎えた鏡餅の製造

年の瀬を迎えて、正月飾りに欠かせない鏡餅の製造が最盛期となっている。長野県飯島町飯島の越百農産（桃澤孝夫社長）が経営する「いつわ農産加工センター」では日から作業が始まり、従業員十数人がフル稼働で大小さまざまな大きさの鏡餅を作っている。

製造は町内で栽培されたもち米「わたぼうし」を使用。作業は、きね式の機械でついた餅を丸い型枠に入れ、乾燥させたものを二段重ねの状態で真空パックする。サイズは手のひら大の１号から特注の１００号までで、１日当たり６００～７００個製造する。

関係者によると、今年の生産目標は昨年並みの６５００個。住宅事情などにより、近年は大きいサイズを購入する人は減っており、１号サイズがよく売れる。〝食べてもおいしい鏡餅〟として、毎年買い求める人は多いという。

鏡餅はＪＡ上伊那の各店舗などで販売している。問い合わせは同センター（電話０２６５・８６・２７２３）へ。