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北羽新報社

「100人のお産展」三種町松庵寺で始まる

さまざまなお産体験を写真とエピソードで紹介している「100人のお産展in秋田」

 さまざまな形の出産体験を写真とエピソードで紹介する「100人のお産展in秋田」は4日、三種町鹿渡の松庵寺で始まった。全国規模のプロジェクトの一環で、東北では初開催。女性たちの妊娠や出産、子育てに関連する写真やエピソードが並び、お産の素晴らしさや命の大切さ、子どもへの思いを伝えている。5日まで。

 同町のお産と子育てを守る会(小林かおり代表)の主催。神奈川県在住のさとうあやさん(43)が、母親同士で出産にまつわるエピソードを共有し、自身の出産を振り返ってもらおうと「100人のお産プロジェクト」として一昨年から取り組んでいるイベントの一環で、全国の会場で展示が行われている。プロジェクトに共感した小林代表が、県内在住の母親たちにも写真提供を呼び掛けて企画した。
 会場となった本堂の一角には、お産に関する写真約130点がずらり。写真とエピソードを妊娠、出産、子育ての3テーマに分けて紹介している。
 妊娠中のエコー写真やマタニティーペイント、陣痛がなかなか進まない時に夫婦で助産院の外を散歩する様子、10年近くにわたる不妊治療で授かった命の誕生、予定日よりも早く生まれ保育器に入る赤ちゃん、妹の誕生を喜ぶ兄の姿、第1子を流産した日と同じ日に生まれてきたわが子、コロナ禍で立ち会いができず夫がリモートで出産を見守る様子など、さとうさんが写真提供者にインタビューしたエピソードが添えられている。
 会場には有料の体験コーナーも設けられ、訪れた親子連れがマッサージやパステル和みアート、マヤ暦カウンセリング、ロゼットの制作などのワークショップに参加するなど、にぎわいを見せた。
 さとうさんは「お寺を会場に写真展を開くことができたので、生まれてきた命の尊さを感じてもらいながら、お母さんが子どもに生まれた時のことを伝えたり、子育てを頑張っている自分を認めてあげる時間になれば」、小林代表(47)は「たくさんの人にいろいろなお産の形があることを知ってもらい、これからのお産の機会に生かしてもらったり、自分のお産を肯定的に捉えるきっかけにしてもらえたらうれしい」と話している。
 5日は松庵寺郷土まつりと同時開催。時間は午前10時から午後6時まで。午後1時から舞踏家の須藤梨恵さんが安産と子どもの健康を守る鬼子母神の舞を披露するほか、同1時30分から「みんなのお産を語ろう会」を開催する。入場無料。

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