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北羽新報社

能代舞台にショートドラマ「夏編」撮影 9月下旬公開へ

能代市の特産・ネギの圃場などでショートドラマの撮影を行う笠井さん(右から2人目)

 能代市出身の舞台俳優で、故郷を舞台にしたショートドラマを制作している笠井渚さん(40)=埼玉県在住=が市内で夏編の撮影を進めている。笠井さんと交流のある市民も出演し、能代をより多くの人に発信し、生まれ育った土地について考えてもらえるような作品づくりに励んでいる。
 能代ふるさとPR大使を務める笠井さんは今年度、能代の魅力を再認識し、認知度を高めようと、ショートドラマ「秋田県能代市に生まれて」を独自に制作。季節ごとに撮影して物語を展開する。
 ショートドラマは、ライター役の笠井さんが帰省して地域を歩き、地元住民から話を聞くなどして能代の姿、故郷の良さなどに迫る。春編は6月に動画投稿サイト「YouTube」に笠井さんが開設したチャンネル「わっしょい!能代」で公開された。
 春編は、笠井さんの「久しぶりに帰ってきたこの街で、どうやら私は、この街のことが分からなくなってしまったらしい」とのせりふで終えており、夏編は笠井さんが能代での取材を深める内容。夏編の撮影は7月下旬に東京都内で行った後、能代では2日に始まり、能代七夕「天空の不夜城」の運行会場や特産であるネギの圃場(圃場)などでカメラを回している。
 能代市民ミュージカル実行委員会の実行委員長を務める今立善子さん(79)も夏編に出演。笠井さんが小学生の時に活動していた能代ミュージカル・キッズ時代からの付き合いで、今立さんは「故郷の今を見詰め、思いを寄せる取り組みは素晴らしい。私にできる芝居で応えたい」と話す。また、「能代は人口減少や担い手不足といった課題が深刻で、ショートドラマは問題提起にもなるのではないか」とも語った。
 撮影場所としてネギの圃場を提供した、あさかわファームの代表取締役、伊藤隆一さん(53)は「白神ねぎを大いにPRしてもらいたい」と需要拡大に期待を寄せた。
 笠井さんは周囲の協力に感謝した上で、「春編の公開後、続きを楽しみにしてくれる人が多く、うれしい限り。能代の文化、農業などの魅力も伝えたい」と話した。
 夏編は9月下旬の公開を予定している。

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