青々サヤインゲン 芽室で収穫、冷凍し全国へ
収穫作業が本格化したサヤインゲン(25日)
芽室町内でサヤインゲンの収穫が始まった。今年は6、7月の長雨がなく、天候に恵まれたことで例年より1週間ほど収穫開始が早まった。収穫後はすぐにJAめむろ(廣江英幸組合長)の子会社の農産物処理加工施設に運び込まれ、冷凍加工した後、全国に出荷される。26日から本格的に収穫が始まり、作業は8月1日まで続く予定。
芽室町は道内有数のサヤインゲンの産地。今年は73戸、約75ヘクタール(JAめむろ取り扱い面積)の畑で作付けた。25日は午前7時から試験稼働として町内3カ所で収穫作業を実施。ハーベスター4台で約6ヘクタール分を次々と刈り取った。
町中伏古のタナセ農場では午前中に約1ヘクタールの収穫を終えた。社長で芽室町枝豆生産組合長を務める棚瀬陽一さん(56)は、「品質も収量も良い」と出来栄えを喜んだ。
収穫したサヤインゲンはトラックで工場まで運び、へたなどを取り除いて急速冷凍される。その後、選別し、全国の学校給食やファミリーレストラン、スーパーに出荷される。
廣江組合長は「サヤインゲンはJAめむろを代表する加工品。収穫したばかりのサヤインゲンをそのまま冷凍して商品化できることは強み」と話し、新鮮さをアピールした。
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