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北羽新報社

能代市日吉神社の祭典開幕 4年ぶり「丁山」運行で街に活気

4年ぶりの運行となった丁山。男衆が掛け声を響かせ、勇ましく練り歩いた(能代市上町で)

 能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)の祭典は25日、当番町祭で開幕し、三つの町組の丁山が市中心部の関係町内を練り歩いた。新型コロナウイルス禍の中止を経て4年ぶりの運行。木車独特のきしむ音と、活気にあふれた男衆の掛け声が久しぶりに街なかに響き、高揚感に沸いた。

 日吉神社の祭典は、ご神体を神輿(みこし)で担ぎ、同神社からかつて祭神が祭られていた清助町の御旅所に里帰りする神事。同神社が寛文4(1664)年に現在地の御指南町に遷座されてから続いている。3日間の日程で、25日の当番町祭、26日の宵祭り、27日の本祭と続く。
 丁山運行はコロナ禍で過去3年は中止し、4年ぶりの復活。初日の当番町祭では、今夏の当番町である大町組(祭神・三番叟〈さんばそう〉)をはじめ、構成町内が広かったり、多かったりして2日間にわたって運行する上町組(鍾馗〈しょうき〉)、後町組(大黒天)の丁山が練り歩いた。さらし姿の男衆が「ワッショイ、ワッショイ」と威勢のいい掛け声を上げて台車を引っ張ると、木製の車輪が「ギィー、ギィー」ときしむ音を響かせた。
 この日の同市の最高気温は32・1度で3日連続の「真夏日」に。夏本番を迎えた夕暮れの沿道で見守る観衆に勇姿を披露した。
 大町組は3年空いた運行の空白を埋めようと、コツが必要な木車の引っ張り方の感を取り戻すため予行演習を行って本番に備えた。
 代表格年の庄司政史さん(74)は「運行上で忘れたこともあり、宮司などに聞きながら準備を進めてきた。気持ちが落ちてしまわないか心配したが、長く休んだ反動で『久しぶりにやるぞ』という気持ちで盛り上がった」と話した。
 きょう26日は、当番町の大町組を除く上町組、後町組、清助町組(祭神・恵比寿〈えびす〉)、萬町組(猩猩〈しょうじょう〉)の4町組が丁山を繰り出す。
 27日はコロナ禍で規模を縮小していた神輿の渡御と猿田彦行列を通常の形に戻して行う。同日は午前10時に神輿が猿田彦行列、丁山とともに同神社を出発し、11時半ごろに御旅所に到着。午後7時ごろに同神社に戻り、本殿を3巡して蔵に入る。神輿は延べ200人(往路90人、復路110人)、猿田彦行列は約60人が参加する予定。

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