川柳・標語・フォト部門に入賞したみなさん＝1日午前、市役所大会議室

　2023年度石垣市男女共同参画推進事業「届け！あなたの想いを川柳・標語にのせてコンテスト」と「家庭も地域もみんなが主役フォトコンテスト」の表彰式が1日、石垣市役所大会議室で行われ、川柳・標語部門では八重山農林高校1年の平良聖麗さんの「『子供はダメ』　その一言　少しいやだよ」、フォト部門では比嘉南海子さんの「トマトでてこい～」がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。

　6月23日から29日の男女共同参画週間に合わせ毎年実施している。

　ことしは川柳・標語部門に96点、フォト部門に27点の応募があり、計12点が入賞した。

　作品は6月7日から同19日までの13日間、市役所市民広場に展示され、市民の投票で受賞作を決定した。

　初めての応募で最優秀賞に輝いた平良さんの川柳は居酒屋などで「子どもは来てはだめ」と言われたことがある経験を基に「子どもも平等に扱ってほしい」との訴えを込めた。

　受賞には「まさか自分が」と驚きの笑顔を見せた。

　フォト部門の比嘉さんの作品は、娘の璃央南ちゃんがトマトの苗に水をやる場面をシャッターに収めた。

　平良さんは「ほかにもいい作品があり、職場で受賞の知らせを聞いたときは驚いた」と振り返り「子どもにも役割を与えることで進んで世話をしてくれた」と語った。

　中山義隆市長はあいさつで「作品には、日常の生活の中で感じたことや、現在の社会情勢を捉えたものなど、優秀な作品が多く、男女が共に輝く社会づくりが広がっていく様子が感じ取ることができた。全ての人が生きがいを感じ、多様性を尊重される社会の実現のためにも、あらゆる団体や分野の方々との連携を基に、市民一人一人の理解を」と男女共同参画の推進に向けた取り組みへの協力を呼びかけた。 　最優秀賞以外の入賞者は次の皆さん。 　【川柳・標語部門】 　▽優秀賞＝喜舎場紀▽石垣市女性団体ネットワーク会議会長賞＝真地作門▽佳作＝中村奏都、浅野史也、鈴木空 　【フォト部門】 　▽優秀賞＝徳山長嗣▽石垣市女性団体ネットワーク会議会長賞＝伊良波佐也加▽佳作＝小川つきみ、比屋根祐、比屋根沙織

フォト部門最優秀賞にえらばれた比嘉南海子さんの作品「トマトでてこい～」