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北羽新報社

仮想キャラ名前は「宙彩しろん」に決定 宇宙のまち能代PR

バーチャルキャラの名前が「宙彩しろん」に決定し、動画で発表

 宇宙のまち能代をアピールするバーチャルキャラクターの名前が「宙彩(そらいろ)しろん」に決定し、12日夜にインターネット上の動画で発表された。能代市地域おこし協力隊でイラストレーターの尾﨑和代さん(32)が作製。1615件もの応募があった。市は「宙彩しろん」の知名度を高めながら宇宙のまちを全国に発信したい考え。
 同キャラは尾﨑さんが3月初旬に完成させた。宇宙を感じさせる衣装や髪形の成人女性。宇宙のとある星に住んでいたが、宇宙船が壊れて能代の地へ迷い込み、自分の星へ帰るためロケットの研究をしながら能代をPRする──という設定。
 YouTubeでは「宇宙のまち能代×Virtual Project」としてチャンネルを立ち上げて自己紹介動画を配信するとともに、市内各施設やインターネットで4月24日から5月7日まで名前を募集していた。
 市民活力推進課によると、応募数は1615件に上った。子どもから大人まで、市外・県外からも応募があったとみている。
 同課職員や尾﨑さんで▽天代プラネ▽宙彩しろん▽のしろしの▽ミューロ▽宙羽しるべ──の五つに絞った後、最終的に「宙彩しろん」に決定した。「宙彩」は宇宙のまちを彩る存在になること、「しろん」は能代やイプシロンロケットから取り入れた。
 12日夜に同チャンネルで名前発表会見の動画を公開。「めっちゃ良い名前」「能代市のPR頑張ってください」といった応援コメントが寄せられた。
 今後の活動は、まずは子ども館や能代ロケット実験場などを動画で広くPRし、8月ののしろ銀河フェスティバルでは何らかのイベントを開きたい考え。応募者から要望が多かった生配信や、能代で頑張る人とのコラボ動画も将来的に目指す。同課は「思っていた以上に応募があり、多くの人が関心を持ってくれた。宙彩しろんが有名になることで、宇宙のまちを市民に、そして全国に知ってもらいたい」と話している。

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