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新白保駐在所が開所 安心安全のシンボルに

除幕式で白保駐在所の完成を祝う関係者ら=12日午後、白保駐在所前

 老朽化に伴い移転・新築された八重山警察署白保駐在所の除幕・開所式が12日、同所と白保公民館で開かれ、出席した地域住民や警察関係者らが新たな白保地区の安全のシンボルの完成を祝った。

 旧白保駐在所は1982年に建てられ、築40年が経過するなど老朽化。狭矮化解消と設備拡充を図るため、昨年、国道390号線沿いへの移転工事を実施。3月末に完成し、業務がスタートした。

 駐在所は鉄筋コンクリート平屋建てで、建物面積は従来の69平方㍍から117平方㍍に拡大。セキュリティー対策を強化するとともに、地域住民からの相談等に対応するコミュニティールームを新設した。

 同日午後2時から行われた除幕式では、白保小学校の児童らが獅子舞を奉納し、くす玉割りで完成を祝福。その後白保公民館へ移動し、開所式を行った。

 沖縄県警察の鎌谷陽之本部長は「これまで同様、白保地区の安心、安全のシンボルとして、地域に密着した警察活動を実施していく。老若男女問わず、多くの地域の方々に活用いただきたい」とあいさつ。

 駐在所勤務2年目となる宮城圭佑巡査長(33)は「新しい駐在所で最初に勤務できることをうれしく思うとともに身の引き締まる思い。管内の事件事故の未然防止と地域の安心安全の確保に全力で努めていく」と決意を新たにした。

 このほか開所式では中山義隆市長、八重山署の前堂也寸志署長もあいさつ。白保小児童による鼓笛隊も披露された。

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