手作業で田植えに奮闘 泥だらけで稲作体験 せとうちんちゅネットワーク

一列になり手作業で苗を植える参加者=4月30日、瀬戸内町勝浦
瀬戸内町で地域住民らに自然体験の場などを提供している民間団体「せとうちんちゅネットワーク」は4月30日、同町勝浦の田んぼで田植え体験イベントを行った。町内の親子連れなど約60人が参加。泥だらけになりながら手作業で苗を植え、参加者に米作りの苦労や喜びを伝えた。
田植え体験は2021年から実施している稲作体験プロジェクトの一環で、今年が3回目。勝浦の農業、堯文俊さん(85)の田んぼ3アールを活用した。
参加者は15人ずつ一列に並び、水平に張ったロープの印に合わせて苗を数本ずつ植え付けた。参加者は膝の上まで泥に漬かり、時には尻もちをつきながらも丁寧に作業に取り組んでいた。
同町嘉鉄小2年の橋村颯海君(7)は「田んぼに足をとられて泥だらけになったけど、植え付けが楽しかった。立派な稲に成長してほしい」と笑顔を見せた。
5月末ごろには除草や害虫駆除などを目的に田んぼへアイガモを放つ。順調に生育すれば8月中に収穫し、年末に餅つき大会を予定している。同ネットワークを所管するロビンソンファームの森幸哉さん(44)は「奄美大島で昔行われていた稲作を楽しく体験してほしい」と話した。
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