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宇部日報社

市内人口、半世紀ぶりに16万人割れ【宇部】

 

8年間で1万人減

 住民基本台帳による宇部市の人口が4月1日現在で15万9608人となり、1970年代以降およそ半世紀ぶりに16万人を下回った。死亡者数が出生者数を上回る自然減が主な要因。17万人を割った2015年からわずか8年間で1万人も減ったことになる。

 合併前の旧楠町を含む現市域の人口は、1996年がピークの18万3779人。2004年の合併時にも18万人台を維持していたが、15年に17万人を下回った頃から人口減少が加速。年1100~1400人減のペースとなった。この期間に人口が増加した地区は厚南、黒石の2地区にとどまる。

 今年4月1日現在の人口の内訳は男性7万6283人、女性8万3325人。世帯数は7万9939世帯。65歳以上の高齢者は5万3818人で、高齢化率は33・7%となった。

 県の人口移動統計調査によると、市の昨年の死亡者数と出生者数の差を示す「自然増減」は1383人の減少。19年から死亡者数が出生者数を1000人以上も上回る自然減の状態が続いている。

 一方、転出者数と転入者数の差を示す「社会増減」は31人の減少。転出超過は11年から続いており、コロナ禍以前は600人を超える年もあったが、初めて100人以下に抑えられた。転入・転出者はいずれも20、30歳代が中心。市は近年取り組んできた子育て支援や雇用の場の創出、移住・定住の促進といった施策に一定の成果が表れてきたとみている。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、40年の市の人口は13万9257人まで減る見込み。市は減少幅を最小限にとどめ、同年に14万3987人を維持するという目標を掲げる。ポイントは合計特殊出生率の向上や、社会減の改善となる。

 篠﨑圭二市長は「人口減対策は市が持続的に発展を遂げていくための重要かつ最大の課題。子どもを産み、育てやすい環境づくりや移住・定住につながる仕事づくり、まちのにぎわいづくりに、引き続き全力で取り組む」と力を込めた。

 県の人口移動統計調査によると、3月1日現在で人口16万人以上の県内の自治体は下関市(24万6646人)と山口市(19万1521人)だけ。県全体の人口は130万6024人。

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