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長野日報社

ヒッピーの生き方紹介 写真など200点展示 長野県富士見町高原のミュージアム

富士見町高原のミュージアムで開催中の企画展。200点余の資料を展示し、ヒッピーの生き方や暮らしなどを紹介している

 長野県富士見町高原のミュージアムで、昭和40年代に同町御射山神戸の山中にコミューンという共同体をつくり、生活していたヒッピーに焦点を当てた企画展「ヒッピーという生き方 部族降臨」が開かれている。町博物館協議会委員を務める下平武さん=御射山神戸=が企画。ヒッピーの生き方や思想から、自然に寄り添った暮らしや多様性社会について考えてほしいと、写真や書籍、パネルなど200点余を展示している。

 ヒッピーは伝統・制度など既成の社会や価値観からの離脱を目指した若者たちのことを言う。ヒッピーコミューンは日本各地で生まれたが、「雷赤鴉族」と名付けられた御射山神戸の共同体はその先駆けとされ、住居跡地(かまど跡)が残っている。

 多数の資料を通じ、廃材を集めて建てた小屋、ストーブや台所、ドラム缶風呂で使うまき作りなどの自給自足の暮らしの一端を紹介する。コミューンでは一切の私的所有を認めず、畑の収穫物やアルバイトなどの稼ぎを含めた全てが「共有」で、分け合って暮らしていたといい、ある資料では「高度成長ピークの時代に、ヒッピーコミューンがやったことは貧困の探求、言い換えればカネやモノでは縛られない幸福の探求だった」と解説している。

 ヒッピーに関する記述がある1970(昭和45)年の区長日誌も展示。集落の人々との交流もあったという。下平さんは「Iターンの先駆けと言える。旧来の価値観にとらわれず、自分らしさを大事にした生き方や思想的な部分から学ぶことは多い」と来場を呼び掛けている。

 15日は午後5時から関連イベントして「コミューン跡地探検」を、5月6日は「縄文とヒッピー」と題した対談を行う。展示は同7日まで。イベントの問い合わせは下平さん(電話0266・62・6122)へ。

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