「ミルク 天国で幸せに」釧路市動物園の献花台で別れ惜しむ【釧路】
献花台の前で手を合わせる来園者
釧路市動物園(鈴木貴博園長)の人気者として親しまれたホッキョクグマ「ミルク」(雌、10歳)が死んだことを受け、園内レストハウスにミルクをしのぶ献花台が設けられている。4日には、多くの来園者が花束を供え、別れを惜しんだ。
ミルクは2012年12月に男鹿水族館GAO(秋田県)で誕生し、14年1月に釧路市動物園に来園した。18年から雄の「キロル」との繁殖を目的とした同居を開始。6年目となる今年の繁殖同居を行っていた1日、じゃれ合っていた2頭が突然争うといった「不幸な事故」で命を落とした。ミルクは2本足で立ち続ける姿が話題となり人気を博し、勢いよくプールに飛び込むなど無邪気に遊ぶ姿で多くのファンを魅了した。
献花台は2日に設置。同園には多数の花束などが寄せられたことから急きょ、献花台を増やし対応した。メインの献花台にはミルクの写真が飾られ、この日は来園者が次々と訪れて、手を合わせ死を悼む姿が見られた。また、献花には「大好きなミルク。ママやツヨちゃんと天国で幸せに」などのメッセージも添えられていた。
市内から訪れた大森由彩さん(11)は「ミルクに花束をあげたかった。餌を食べている姿がかわいくてファンになり、家にあるミルクの缶バッジは宝物。天国でも優しい心でいてほしい」と話していた。
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