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2メートルの大物、素潜りでドクウツボ捕獲 奄美大島沖

銛を使った素潜り漁で2メートル、20キロのウツボを捕った福健太郎さん=2日、鹿児島県奄美市笠利町(提供写真)

 鹿児島県奄美市笠利町出身の福健太郎さん(45)=薩摩川内市在住=は2日、奄美大島への帰省中に同町用沖での素潜り漁中に、体長約2メートル、重量約20キロのウツボと遭遇し、見事に捕獲した。獲物は大型種のドクウツボとみられ、海底近くを泳いでいたところを銛(もり)でひと突き。迫力たっぷりの魚体に圧倒されながらも、年明け早々の大物ゲットとあり「幸先の良い新年の始まりになった」と喜んだ。

 小学生の頃に始めた素潜り漁は、進学のために島を離れ、薬剤師を務める今も続けるライフワーク。この年末年始に帰省した際も、奄美大島北端の笠利崎(用岬)周辺の海に潜った。  今年の初潜りとなった2日は笠利崎の東沖約300メートル、海底に起伏があるサンゴ礁縁部付近へ出漁した。砂地の海底付近を泳ぐ長い魚影が見え、アナゴかと思い銛で勢いよく突いたところ、まさかのウツボ。銛に絡み付かせたまま岸まで引っ張った。

 「2メートル級のウツボはなかなか見掛けない」と驚いた福さん。岸から見ていた父の和久さん(69)=奄美市笠利町=も「あまりに長い魚影だったのでサメでも捕ったのかと思った」とびっくりした様子。ウツボは知人の飲食店主にさばいてもらって食べたという。

 奄美海洋生物研究会の興克樹会長によると、福さんがしとめたウツボは南日本以南に生息するドクウツボとみられる。最大3メートルまで成長し、体表面は黒い斑点模様。肉食で体内にシガテラ毒を蓄積している場合もあり、食べる場合は注意が必要だ。

 鹿児島県の漁業調整規則によると、遊漁者は水中銃を使用できないが、獲物に先端部を突き刺した時に柄が手のひらから離れない「やす」と呼ばれる銛は使用できる。

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