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島々の特性を体感 環境文化教育プログラム始動 徳之島実習に23人受講 鹿児島大学

下原洞穴遺跡を見学する受講者ら=7日、鹿児島県天城町

 鹿児島大学が鹿児島県の奄美群島在住者などを対象に実施している「奄美環境文化教育プログラム」の実習が7日、徳之島で始まった。受講者23人が島内3町を巡り世界自然遺産エリアや遺跡を見学。島ごとに異なる特性や文化を体感した。

 同プログラムは今年で2年目。奄美群島と各島の集落の地域特性を自然だけでなく「環境文化」の考え方から捉え直し、新たな価値の発掘や起業につなげられる人材の育成を支援する目的で開催している。現在、群島在住者や移住希望者など36人が受講している。

 徳之島実習は徳之島町の剥岳林道からスタート。世界自然遺産エリアの森を体感した後、伊仙町阿権の古民家「前里屋敷」で郷土料理の昼食を取り、玄米茶を茶筅(ちゃせん)で泡立てて飲む「ふり茶」も体験。天城町西阿木名の下原(したばる)洞穴遺跡の発掘現場を見学して縄文時代の島民の暮らしに思いをはせた。

 奄美市から来島した森喜宣さん(49)は「奄美にIターンして2年目だが、さらに深く島のことを知りたいと思い受講した。地形や動植物など想像よりも奄美大島とずいぶん違っていて、地元の人からも興味深い話も聞けるなど貴重な体験ができた」と話した。

 同プログラムのコーディネーターを務める小栗有子准教授は「単に現地を訪れるだけでなく、地元の人たちと交流しながら体験すると受講者の反応もまったく違う。昨年も受講した人からも『学びが深まる』という話が聞けた」と語った。

 8日は徳之島町井之川集落での散策やミニシンポジウム、ワークショップなどがある。同実習は与論島(20~22日)、喜界島(28~29日)、沖永良部島(2月11~12日)での実施も予定している。

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