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海水でかすり鮮明に 八重山上布「海さらし」

八重山上布の「海さらし」。かすり模様が鮮やかに=28日、川平底地ビーチ

 八重山を代表する伝統の麻織物「八重山上布」を色止めするための「海さらし」が28日、石垣市川平の底地ビーチで行われた。海水に浸されたかすり模様が濃い茶や藍に発色、伝統の手業が脈々と受け継がれていた。

 八重山の自然の中で育った草木を糸や染料とし、織った上布を海水にさらすことで深みのある色を鮮やかにし、地色を白くする。

 この日、県無形文化財技能保持者研修生の松竹未来さん(36)が研修の総仕上げで海さらしをした。

 松竹さんは捺染、くくりと呼ばれる技法を一つの反物に用いた。色の変化を観察しながら「今回、着尺は初めて作るので集中力が必要だった。これまでの織物と比べ断然に難しかった。イメージに近い色合いに仕上がり、うれしい」と安堵、伝統の奥深さを体感していた。

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