まつりは中止も盆灯籠飾りつけ

盆灯籠を設置する山中住職(浄名寺で)
宇部市厚東棚井の浄名寺(山中和敏住職)で26、27日、盆灯籠の設置作業が行われた。地元や県外から寄せられた20基が、紫やだいだい色の明かりで本堂を彩っている。8月30日まで並べる予定。 同寺では、家の中で眠っているちょうちん、灯籠を集めた「盆ちょうちんまつり」を毎年6月下旬に実施。今年で4回目の予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止を決めた。 灯籠は新たに預かった4基などを披露する機会を設けたいと、山中住職夫妻が2日かけて組み立てた。3密の原因とならないように数を限定。一番背が高い物で約110㌢の灯籠を並べている。 27日は、寄贈者名などを読み上げる「お施餓鬼(せがき)」も行った。 灯籠は午前8時から午後5時まで点灯する。山中住職は「数は少ないが、静かな環境で楽しんでもらえれば」と参詣を呼び掛けた。
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