県内最年少の防災士に 岡部君(石垣第二中3年)が認定試験合格
県内最年少の防災士が石垣島で誕生した。認定を受けたのは石垣第二中学校3年生の岡部壮良君(14)。県内唯一の中学生防災士となった。気象予報士や防災士などの講義を2日間で約30時間、夏休み期間中に受講、7月29日に行われた認定試験に合格した。「通う中学校も避難所に指定されている。万が一のときは、1人でも多くの命を救える活動がしたい」と意気込んでいる。
防災士は、NPO法人「日本防災士機構」が認定するもので、阪神大震災を教訓に2003年にスタートした制度。同機構が認める研修機関で講義を受け、試験に合格しなければならない。これとは別に消防本部や日本赤十字社などが主催する救急救命講習も修了する必要がある。 災害が起きたとき、現場で救助や避難誘導に当たるなどリーダーとしての活躍が防災士には期待されている。
岡部君は、東日本大震災に遭った小学生との交流や熊本地震で崩れた熊本城の見学などをきっかけに防災士になろうと決意。「いろいろなタイミングで防災について考える機会に恵まれた。防災意識を高め、自ら行動していきたい」と気を引き締め、「災害なんて人ごとと思わず、普段から防災意識を高めることで被害を最小限に抑えられる」と訴えた。 9月末現在、県内では691人が防災士に認定されている。
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