八峰町八森で岩ガキ漁シーズン 選別、箱詰め作業で漁港活気づく

荷さばき所で岩ガキの殻に付いた海藻を取り除く漁業者(八峰町の八森漁港荷さばき所で)
県漁協北部支所管内で、夏の風物詩の岩ガキ漁が行われている。八峰町八森の八森漁港などでは、漁業者や家族らが岩ガキを山積みにして選別や箱詰めの作業に追われ、この時期ならではの活気が漂っている。
岩ガキ漁は、底引き網漁が休漁となる漁業者の夏場の収入源になる。毎年7月1日に解禁され、漁期は8月25日まで。
今季は漁業者8組が同支所から許可を得て漁を行い、人工リーフなどに育った岩ガキを取っている。資源保護のため1日当たりの漁獲量を決めている。悪天候によるしけなどの影響を受け、今月10日に漁がスタートした。
16日は漁業者が早朝から船を出し、午前中のうちに帰港。八森漁港の荷さばき所では岩ガキを山積みにしたり広げたりして1個ずつ手に取り、殻に付着した海藻をハンマーで取り除いたりサイズをそろえたりする作業に汗を流した。
同支所によると、昨年は記録的大雨の影響で、八森漁港周辺の沿岸を漁場とする漁業者の7月の出漁は多い人で7日にとどまった。今年は16日までに多い人で3日出漁した。
同町八森の60代男性は「今年も悪天候でなかなか出漁できず、漁はきょう(16日)でまだ2日目だが、カキの身入りはいい。これから天候に恵まれ、たくさん出漁できることを願っている」と話した。
関連記事
諏訪湖スマートIC 開通前にアクセス道路歩いて見学 長野県
長野県岡谷市と諏訪市にまたがる中央道・諏訪湖スマートインターチェンジ(IC)が27日に開通するのを前に、諏訪市は6日、諏訪湖サービスエリア(SA)上り線へのアクセス道路を歩いて巡る見学会を開い...
青空の下「藤丸」にぎわう 飲食や買い物に人出 パーク開場 帯広
帯広市中心部の屋外商業ゾーン「藤丸パーク」(西3南7)が、6日午前11時にグランドオープンした。厳しい暑さの中でも多くの人が訪れ、食や買い物、交流などを楽しんだ。 藤丸パークは閉店した百貨...
「ふるさとの森」守ろう クロウサギ通じ環境保全考える 鹿児島県大和村
環境保全について考えるイベント「アマミノクロウサギの暮らす森と防災を考える!」が5日、鹿児島県大和村のアマミノクロウサギ保護研究施設「QuruGuru(くるぐる)」であった。同村大棚地区の児童...
駆除された鹿の毛で筆作り 東栄でイベント
奥三河で駆除された鹿の毛を使った筆作りと、地元の自然活動を体験するイベント「書く書く鹿鹿(かくかくしかしか)」が5日、東栄町であった。豊橋筆職人の中西由季さんと東栄町の丸木舟メーカー「ハンウッド...