【標津】標津町酪農畜産対策協議会（会長・千葉実標津町農協組合長）は、来年３月までヨーグルトを月１回、町内の小中学校４校に学校給食用として無償提供する。初日の４月３０日には同協議会の事務局を務める町農協の職員が町立標津中学校（柴田達也校長、生徒数８２人）を訪問し、牛乳や乳製品を日常の食生活で取り入れてほしいと呼び掛けた。

　昨年度に続く取り組みで、牛乳や乳製品の消費拡大が目的。期間中に５０００個を超えるヨーグルトを提供する。この日は、町農協営農部の横井喜子さんが飼料や燃油などのコスト上昇における酪農家の厳しい経営状況、牛乳、乳製品が心身の成長に重要なことを３年生に説明。「家庭でも積極的な消費をお願いしたい」と語った。

　生徒たちは焼きそばや肉だんごスープ、しべつ牛乳とともにヨーグルト（プレーン味）を味わった。学級委員長で陸上部キャプテンの合田翔海さん（１４）は「ヨーグルトが好きなので給食で出るのが楽しみ。部活動で体を動かしているので、骨の成長のためにも牛乳やヨーグルトでカルシウムを摂取したい」笑顔を見せた。

ヨーグルトを味わって食べる標津中の生徒