好調フェニックス7連勝で中地区首位キープ
バスケットボール「三遠ネオフェニックス」は17日夜、ホームの豊橋市総合体育館で「富山グラウジーズ」と対戦し、序盤の大量リードなどで95対83で勝利した。昨年末からの連勝を7に伸ばし、今季25勝4敗で中地区首位を保った。試合後、会場で選手らによる能登半島地震被災地支援のための募金活動もあった。
佐々木隆成、細川一輝の正副キャプテンが欠場した三遠は、好調の外国籍選手や控え選手らが層の厚さで勝ち切った。 得意の速攻でヤンテ・メイテン選手のジャンプショットを皮切りに4連続得点で序盤の主導権を握った。この日30得点のコティ・クラーク、サーディ・ラベナら外国籍選手が得点を重ねて第1Q(クオーター)を29対15の大差で終えた。

30得点と大活躍のクラーク選手=豊橋市総合体育館で
一方、中盤の2~3Qはディフェンスの乱れから相手ペースに持ち込まれ、不用意に3点シュートを許すなど一時は3点差まで詰め寄られた。第4Qは大浦颯太選手を中心に本来の速いテンポへ修正して再び点差を広げた。
試合後、大野篤史ヘッドコーチ(HC)は「誰もが同じ守備をできるはずなのにきょうはできなかった。連携不足で相手のパスコースを防ぎ切れず、不用意な3点シュートを続けて許してしまった」などと守備面での課題を挙げた。
この日は12月に特別指定選手で新加入した淺野ケニー選手(専修大学)がホームでデビュー。オールスター出場の山内盛久選手はB1個人通算300スティールを達成した。
淺野選手は「試合前から固かったが、プレーして緊張がほぐれた。ホーム豊橋のファンの声援が心強かった。学生競技ではオールランウダーを自任したが、プロではもっとも得意なスキルを磨きたい」と意欲を見せた。
石川出身の大野HCら募金呼び掛け

能登半島の被災地支援を呼び掛ける大野HCら
試合後、能登半島の被災者を支援する義援金を来場客から募った。石川県野々市市出身の大野HCをはじめ、両チームで協力を呼び掛けた。浄財は日本財団を通じ被災地へ送る。
次節は市総合体育館で20~21日、「ファイティングイーグルス名古屋」を迎える。試合開始は20日が午後1時55分、21日は同3時5分。20日はNHK総合でも中継予定。
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