珍しい美術品や工芸品並ぶ 伝統の酒田文化“宝物”に見物客興味津々 酒田まつり神宿開き 上下とも21日まで
酒田市の酒田まつり(今月19―21日)の神宿(とや)開きが15日、上、下両神宿で行われ、住民が所蔵する珍しい美術品や工芸品の数々が訪れた人の目を楽しませている。

酒田ゲストハウスに設置した上神宿
酒田まつりは、上日枝神社(浜田一丁目)、下日枝神社(日吉町一丁目)の例大祭で、江戸時代前期の1609年から一度も欠かさず続けられている。今年は、上は2自治会による第四区神宿組合(阿部勝朗委員長)が酒田ゲストハウス(御成町)、下は5自治会による第一神宿組合(堀卓委員長)が愛宕神社会館(二番町)にそれぞれ神宿を設置した。
上神宿は、1916(大正5)年から続く県内唯一の花火製造業者「安藤煙火店」(栄町)による2尺玉や、酒田まつりの前身「山王祭」の様子を撮影した写真などが並ぶ。
下神宿は、1859(安政6)年に描かれた古事記の一場面「天岩屋戸(あまのいわど)」を表現した塞道幕、「武田信玄二十四将図」が描かれた表具、唐金のタカ、木彫りの水牛などがあり、両神宿とも見物客や参拝客らが三々五々訪れ、集まった宝物に見入っていた。
両神宿とも16日に鉾立て神事が行われ、設置は21日(火)まで。

愛宕神社会館を活用した下神宿
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