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荘内日報社

家内安全や無病息災願う

直会で振る舞われる名物のところてん。昔ながらの手作りで一皿ずつてんつきでついていった

 鶴岡市青龍寺の金峯神社(佐々木孝善宮司)で15日、例大祭が行われた。新緑の中、参列者たちが家内安全や無病息災を願い、名物の手作りところてんを味わった。

 例大祭の直会で参列者にところてんが振る舞われることから「心天(ところてん)祭り」とも呼ばれる。同神社は由良など海岸線の信者が多く、かつて漁師たちが金峰山の木を海上からの目標林とし、海上安全などを願い信仰したことから供物の海藻(テングサ)のお下がりをいただいたという説や、梅雨の時期に胃腸をきれいにするためところてんを食べ始めたなど諸説ある。

 この日は午前10時から参列者約50人が参加し、中の宮の拝殿で神事。祝詞奏上や雅楽の音色に合わせて巫女舞などが奉納された。同時間帯に中の宮の社務所では、調理場でところてんの準備。テングサを丁寧に木づちでたたくなど3日がかりで金峰山の湧き水を使って仕込んだところてんを昔ながらのてんつきで押し出し、皿に盛っていった。

 今年から社務所前にテントを設置し、一般の観光客にもところてんを振る舞った。ところてん作りを担当した金峯山観光協会の石川保太郎会長は「ところてんが固まってから2日は湧き水にさらしてくさみを抜いた手間暇かけたもの。手作りならではの味を一般の方にもぜひ味わってほしい」と話していた。

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