川平小中児童が稲刈り

汗を流しながら丁寧に稲を刈り取る児童=13日午後、石垣市川平
川平小中学校(山城亨校長)の小学1~6年生60人が13日午後、水稲農家の大濵永太郎さん=石垣市川平=の水田で、ことし2月17日に田植えした稲を刈り取り、昔ながらの農業体験に汗を流した。 児童は大濵さんから刈り取り方法の説明を受けた後、カマで稲を一束ずつ刈り取った。黄金色に色づいた稲を手に、児童は「取れたよ」「いっぱいお米できた」と満足げな表情で互いに報告し合っていた。 1、2年生の児童は、大濵さんが運転するコンバインにも同乗し、機械による稲刈りも体験した。 収穫した稲は精米後、児童が袋詰めし、今月中に地域内で2キロ1000円で販売する予定。 同校4年の島本匡基くん(10)は「暑かったけど、いっぱい刈ることができて良かったです。2月に植えたと聞いたら昔のように感じるけど、あっという間だった。おいしいお米ができたと思う」と笑顔をみせた。 稲作体験を担当、指導する今伊傑教諭は「農家の方々が難儀をしているからお米を食べられることや、昔ながらの収穫方法を体験をすることで何かを学び取ってもらえたら」と話した。
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