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釧路高専 半導体分野拠点に 国立高等専門学校機構事業【釧路市】

 国立高等専門学校機構は、半導体人財育成事業として釧路工業高等専門学校(大塚友彦校長)を含む道内4高専と連携し、半導体高度理系人材育成事業を始める。釧路高専は旭川高専と共に半導体分野の拠点校として、学生向けの半導体関連授業の拡充などを行う予定だ。

 同事業はデジタル化が進み、半導体の需要が高まっていく中、高専から半導体に関わる高度な人材を積極的に育成していくことが目的。2022年度には熊本と佐世保の2校で導入されている。

 道内では、半導体の国産化を目指すラピダス(東京)が千歳市に新工場を建設中で、27年にも量産を始める計画を示すなど、道内でも半導体に精通した人材の需要が高まっている。

 釧路高専は、今年度中に全学部で半導体の基礎知識を学ぶ「半導体工学概論」を導入する予定。24年度以降は半導体製造の実習も含め、さらに高度な半導体関連の科目を取り入れ、半導体関連企業への就職を後押しする。

 また、半導体分野の認知を広めるため、釧路市内の学校を対象にした出前授業も開催する予定。

 9月には同校の学生が、札幌市で中学生を対象にしたワークショップを開き、液体窒素などを使って半導体の性質を調べる実験などを行った。中村優月さん(5年)は「身近だけどなかなか気付けない半導体。少しでも多くの人に興味を持ってほしい」。小林奈和さん(同)「一見マニアックな分野。まずは興味のある母数を増やして、開発してくれる人たちが増えたらうれしく思う」と期待を込めた。

  釧路高専では、電子工学分野の学生の3割が半導体関連企業への興味を示しているものの、多くが道外に就職している。今回の人材育成により半導体関連企業が道内に進出、釧路に事務所を置くことなどにより、人材の流出防止も期待される。井戸川槙之介准教授は「これまで選択肢がなくて道外に出ていた学生たちが、道内にとどまる機会となってほしい」と話している。

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