【標茶】ＡＩＲＤＯ（エア・ドゥ、鈴木貴博社長）は１８日、町立標茶中学校（富田和幸校長）で航空　教室を開いた。２年生５２人が、安全で快適な空の旅を支えるプロフェッショナルから航空業について学んだ。同社の同教室は２　００９年から始まり、今年度は１６市町２５校で開く予定。同校では初めて行った。

　この日は、整備士の尾崎広八さん、キャビンアテンダント（ＣＡ）の田村桃香さん、操縦士の池永拓弥さんが講師を務め、それぞれ一日のタイムスケジュールや志望動機、やりがいなどを語ったほか、制服の試着も行われた。

　尾崎さんは一番うれしかったことについて「自分が整備した飛行機に家族が乗り、無事に送り出せたこと」と述べ、模型を使って飛行機が飛ぶ仕組みを解説した。田村さんは「相手より先にあいさつすれば、相手から話し掛けられやすい雰囲気をつくれる」などと、ＣＡの心構えを話した。

　池永さんは「飛行場や航空基地が近い町で育ち、飛行機に興味を持った。物を動かすことも好きだった」とパイロットを目指した理由を語り、機内に携行するフライトバッグの中身を紹介した。

　１９日は釧路市と釧路町でも教室を開く。

ＣＡの仕事について解説する田村さん（右）