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北羽新報社

バス待ち時間に写真楽しんで 能代市の若狭さんドローンで空撮

バス待合室となっている休憩所にドローン撮影の写真を展示する若狭さん夫婦

 能代市日和山下の「下浜」バス停横の休憩所に、ドローンで撮影された写真が展示されており、市内の寺院や洋上風力発電設備などの風景が地域住民を楽しませている。バス停隣に住み、休憩所を開放している元酒屋店主の若狭則昭さん(73)が撮影したもので、「普段はなかなか見られない景色を、皆さんにお裾分けしたい。楽しんでもらえたらうれしい」と話している。
 「下浜」バス停横の休憩所は、平成23年に市街地の巡回バス「はまなす号」の運行ルート延伸に伴い、「ワカサ酒店」を経営していた若狭さんが店舗の倉庫の一角を待合室として無料で開放。飲料水の自動販売機も隣接しており、建物内にベンチを設置して誰でも休憩を取れるようにしている。
 能代ラジコンクラブの会長を務めるなど、もともとラジコンが趣味だという若狭さんは、7年ほど前にドローンを購入し空撮に取り組んできた。「この景色を1人で楽しむのはもったいない」と考え、これまでに撮影した写真を休憩所内に掲示することにした。
 写真は「空中散歩」と題して、寺院や洋上風力発電設備、市内の街並みや夜景、山並みなど30点余り。高度100㍍から空撮した市街地のパノラマや市役所のイルミネーション、桃の花が咲く手這坂の風景、庭園の木々に囲まれる金勇などの写真が並び、全て若狭さんが自分で印刷しラミネート加工を施している。
 洋上風力発電の風車が並ぶ写真には「国内初の大規模な能代洋上風力発電」「先進地として注目が集まる」などと書き込み、「せっかく能代で洋上風力の事業が展開されている。地域の魅力としてPRしていきたい」と話す。
 ドローンは撮影許可済み。電線を避けながら高度を調整したり、車や人が近くを通る際の注意喚起などには妻詠子さん(73)のサポートも欠かせない。
 若狭さんは「店を開けている間は休んだことはほとんどなかった。コロナも落ち着いてきたから、これからは夫婦2人であちこち出掛けて、ゆっくりドローンを飛ばしたい」と今後の活動にも意欲を見せ、写真は定期的に入れ替えていく予定。「バスを待つ人や休憩する人、地域の人たちに、写真を見て楽しんでもらえたらうれしい」と話している。

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