酒田市民有志で組織する「酒田のラーメンexpo(エキスポ)2023」実行委員会(小田かほる実行委員長)は21日、同エキスポを9月17日(土)から2日間、市役所イベント広場で開催すると発表した。市内ラーメン店と、▽麺屋ようすけ(栃木県佐野市)▽吉祥寺武蔵家(東京都武蔵野市)▽札幌みその(札幌市)▽せたが屋(東京都世田谷区)―がコラボレーションするオリジナルラーメンなど計5種を2日間計7000食提供する。

酒田市内のラーメン店主らがラーメンエキスポ開催をアピール
酒田市のラーメン店と市民有志で組織する実行委が、酒田のラーメンの魅力を広く発信することで、コロナ禍で疲弊した地域経済の活性化、にぎわい創出、交流人口拡大など図ろうと、酒田商工会議所、東北公益文科大学ラーメン同好会「麺恋の」などの協力で企画した。
5回目となる今年は店主相互のつながりを生かした、全国有名店とのコラボラーメンがメイン。酒田のラーメンを考える会(齋藤直会長)の加盟店とコラボする▽麺屋ようすけ=出汁に溺れる塩ラーメン▽吉祥寺武蔵家=吉祥寺に根付いた家系ラーメン▽札幌みその=炙(あぶ)り肉が豪快な札幌味噌ラーメン▽せたが屋=こだわり抜いた煮干し醤油(しょうゆ)ラーメン―の4種に加え、文化庁「100年フード」に「酒田のラーメン」が認定されたことを記念し酒田フレンチとのコラボによる「未来に向けた酒田のラーメン」。いずれも麺に庄内小麦、チャーシューには庄内豚を用いることにしている。
このうち酒田フレンチとのコラボラーメンに関して、担当者の一人、庄内地方の洋食シェフでつくる庄内DECクラブ会長の佐藤徹さん(ホテルリッチ&ガーデン酒田総料理長)は「ラーメンは食べるもので、まさかコラボするとは思ってもいなかった。カニのビスクをベースにしたスープを考えており、皆さんの知恵を借りながら進めたい」と。酒田市麺類食堂組合長を務める石垣洋平さん(麺工房さらしな)は「100年後に『100年前、こんなにおいしいラーメンを作っていたんだ』と思ってもらえような楽しいラーメンにしたい」と述べ、本番までに「珠玉の一杯」に仕上げる。
初日は午前10時―午後9時、2日目は午前10時―午後3時。チケットは前売り900円、当日950円。前売りチケットは酒田のラーメンを考える会加盟店やみずほ八文字屋、酒田商工会議所で扱っているほか、7月1日(土)からは全国のセブン―イレブンでも購入可。問い合わせなどは小田実行委員長=電080(1693)5788=へ。
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