新しいデザイン 同じ制服で入学 県立庄内中高一貫校として統合 鶴南高と鶴北高 伝統引き継ぎ新たな一歩しるす
鶴岡南高には200人(男子80人、女子120人)が入学した。遠田校長は「皆さんは中高一貫校の記念すべき第1期生。新しい仲間とチャレンジして困難を乗り越え、共に活動できる喜びを味わってほしい」と式辞。新入生代表の菅原知咲さんが「今までの伝統を引き継ぎ、新たな学校としての伝統をつくる」と力強く述べた。
新入生の剱持杏珠さんは「先輩たちと制服は違うが、これまで南校がやってきたことは変わらない。(統合したら)私たちなりの伝統をつくっていきたい」、今野柚貴さんは「3年時には人とのつながりが増えて、コミュニケーション力が身に付くと思う。(北高と同じ制服に)不満は特にない」と話した。
鶴岡北高には121人(男子21人、女子100人)が入学。難波校長は「志を高く持ち、チャレンジ精神を忘れず自分の可能性を広げてほしい」と式辞。新入生を代表して佐藤心海さんが「新たな一歩を踏み出し、夢や希望を持ち、一日一日を大切にしたい」と意気込みを述べた。
新入生の佐藤心愛さんは「自分たちだけ制服が違うのは少しだけ不安。庄内中高一貫校の第1回卒業生になれるのは誇らしい。身が引き締まる思い」、先輩となる3年生の五十嵐恵梨さんは「制服が違っても、大好きな後輩になることに変わりないので温かく迎えてあげたい」と話した。
庄内中高一貫校は、鶴岡南高を併設型高校、鶴岡北高を併設型中学校の校舎に開校する。鶴岡南高では本年度から既存校舎の改修・増築工事に入り、9月からグラウンドに建設する仮設校舎で授業を行う。14日には鶴岡南高で、新入生のオリエンテーションの一環で両校の交流が行われ、互いの学校を紹介し合う。

2年後に開校する庄内中高一貫校で採用される制服で行われた鶴岡南高(上)と鶴岡北高の入学式
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