
緑が回復してきた斜面(写真奥)を背に鮮やかな朱色の花を咲かせるレンゲツツジ=6日、霧ケ峰・伊那丸富士見台
長野県諏訪、茅野、下諏訪の3市町にまたがる霧ケ峰高原でレンゲツツジが咲き始めた。諏訪、茅野市境の伊那丸富士見台は1カ月前の林野火災で一部が焼けたが、延焼を免れた区域では無事開花し、緑が回復してきた斜面を背に鮮やかな朱色の花が映えている。
県霧ケ峰自然保護センターによると、茅野市郊外の白樺湖周辺はいまが盛りで、霧ケ峰では踊場湿原(諏訪市)の見頃が近づく。花芽の数はほぼ平年並み。延焼地でも火災の影響が少なかった木にぽつぽつと花が付いている。
ここにきて涼しい陽気が続いているためか、つぼみの成長は足踏み気味といい、同センター前の園地や八島ケ原湿原、車山湿原などの見頃はこれから。夏の代名詞・ニッコウキスゲの花期は「7月に入ってから」とみている。
関連記事
諏訪湖オータム花火開幕 28日まで毎週土曜日 長野県諏訪市
諏訪湖オータム花火が9月30日、長野県諏訪市の諏訪湖で始まった。10月28日までの毎週土曜日、各日午後6時から約10分間の花火を初島から打ち上げる。初日は、石彫公園周辺に大勢の家族連れや観光客が集ま...
「ルビーの里」赤ソバ色濃く 長野県駒ケ根市、宮田村
金属加工業タカノ(長野県宮田村)が駒ケ根市や宮田村で栽培する赤ソバ「高嶺ルビー」が今年も見頃を迎えた。日ごとに紅色が濃くなり、来場者らの目を楽しませている。 同社は、信州大学農学部と共同...
八島ケ原湿原”衣替え” 草紅葉の季節 長野県
長野県下諏訪町と諏訪市にまたがる国天然記念物の八島ケ原湿原が草紅葉の季節を迎え、緑から赤や黄、だいだい色への“衣替え”を始めている。八島ケ池を背にススキの穂が風に揺れ、27日も県内外のハイカーや...
きょう秋分 ススキ揺れる霧ケ峰高原 長野県
23日は二十四節気の一つで、昼と夜がほぼ同じ長さになる頃とされる「秋分」。22日の諏訪地方は湿った空気の影響で曇り空が広がり、日中の最高気温は諏訪で24・5度と9月中旬並みに。長野県諏訪市郊外...