
新たに設置された温泉むすめ「上諏訪雫音」の等身大パネル。片倉館はレトロな装いが目を引くデザイン
上諏訪温泉(長野県諏訪市)をモチーフにした温泉むすめ「上諏訪雫音」の新たな描き下ろしパネルが市内4カ所にお目見えした。ファンに市内を広く周遊して楽しんでもらおうと、JR上諏訪駅構内の市観光案内所に加えて片倉館、SUWAガラスの里、宮町通り社乃風にも設置。各施設ごとの雰囲気に合わせた異なるデザインのパネルが置かれ、同じイラストの缶バッジも販売する。諏訪観光協会は「全国から多くの人に諏訪へ訪れてもらい、食や温泉も満喫しながら諏訪の良さを発信してほしい」と期待している。
温泉むすめは、全国の温泉地をモチーフにしたキャラクターをつくることで、温泉地の魅力を発信して地域活性化を図る民間企業の取り組み。約130カ所の温泉地で導入され、県内では2019年に誕生した上諏訪雫音を含めて8人のキャラクターがいる。
上諏訪雫音は花火や千人風呂、みそ料理を好むクールな女性で、下諏訪温泉の「下諏訪綿音」とは双子の設定。昨年12月に市観光案内所で等身大パネルを初公開し、グッズの取り扱いを始めた。
同協会によると、グッズを買い求めて全国からファンが訪れ、売れ行きは好調。パネルやグッズの記念写真とともに観光の様子や感想をSNSに投稿する人も多く、ファンの発信力が高いという。今回は、駅前だけでなく市内各地にも足を延ばしてもらおうと、展開を広げた。
片倉館では、歴史ある建物の雰囲気に合うレトロなワンピース姿のパネルを設置。同館によると、設置初日の6月28日と翌29日の週末2日間で、計104個の缶バッジが売れたという。スタッフは「訪れるファンの約8割が温泉にも入っていく」と話し、継続的な誘客効果に期待する。
このほかSUWAガラスの里ではガラス玉を手にしたワンピース姿、宮町通り社乃風では巫女風の衣装、市観光案内所では浴衣を着たミニサイズのパネルを置く。缶バッジは税込み1個300円。
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