24時間を走り抜き、全員でゴールする参加者たち(市陸上競技場で)

　毎年恒例の第34回24時間リレーマラソンが26、27の両日、山口県宇部市陸上競技場で行われた。5団体6チームが参加して初日の午前8時にスタート。厳しい暑さや眠気をものともせず、たすきをつなげて完走を目指し、最後は全員が最終ランナーと共にゴールインして目標達成を喜び合った。

　市内の陸上、山岳競技の選手が体力と精神力を鍛えようと33年に始めた夏の恒例イベント。各チームは20～30人が交代で走り、最長走破は303・6キロ(トラックを648周)を駆け抜けた宇部研究所チームだった。

　ラスト1周では、スタンドにいた選手や家族らものぼりや旗を掲げながら最終走者の後を追い、全員が笑顔でゴールイン。実行委員会の新居田貞夫会長は「日中の暑さがそれほどでもなく、近年にない好コンディションに恵まれた。今後も走りの輪を広げながら続けたい」と話していた。