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宇部日報社

GW宿泊、満室間近 旅行需要回復で争奪戦【宇部】

 長引くコロナ禍で苦戦を強いられてきた宇部市内の宿泊施設に、客足が戻りつつある。今月下旬から始まるゴールデンウイーク(29日~5月7日)は、予約が満室に近い状況になっているところも。5月8日にコロナの感染症法上の位置付けが「5類」に引き下げられることを受けて旅行需要が回復し、宿泊先の争奪戦が過熱している。

 ANAクラウンプラザホテル宇部(久保政明総支配人)では5月3、4日の予約率が90%以上で、連休以外の日も比較的好調に推移。コロナ禍でここ数年は、旅行客が感染の急拡大を警戒して直前に宿泊を予約する傾向があったが、その状況も緩和されてきているという。

 宿泊客回復の一助になっているのが、ホテル内のレストランで使用可能な開業40周年記念企画「7プレミアムディナーチケット」。5000円で7000円分の飲食を楽しめるもので、市民にも好評を得ている。

 麻生隆義営業企画支配人は「やっと動きだしたと感じる。記念のイベントも打ち出していくので、今後も需要が継続してほしい」と願う。

 国際ホテル宇部(阿部正和支配人)では、3月上旬から大型連休中の宿泊予約が埋まり始め、4月29、30日、5月3~5日はほぼ満室。その他の連休日もコロナ流行前と同様のペースで予約が入っている。

 インバウンドも徐々に増え、ゴルフ目的の韓国人団体客の姿も目立つ。コロナ禍は控えていた催事も再開し、6月には九州うまかもんフェア、夏にはビアホールを開催予定。阿部支配人は「宿泊だけでなく、レストランなどの他部門でもお客さまは増えてきた。この状況を維持していければ」と期待している。

 コロナの水際対策が大幅に緩和され、同時に政府の観光支援事業「全国旅行支援」が始まってから、今月11日で半年。県内でも旅行代金の20%を割り引く同支援の一環「旅々やまぐち割プラス」の利用者が多い。一方、昨秋以降の観光需要の急回復によって顕在化したホテルの人手不足は続いている。

 宇部旅館ホテル生活衛生同業組合の作村良一組合長は「需要回復はうれしい半面、コロナ禍で宿泊業界を離れた人材が戻らないことは深刻。人繰りはかなり大変だが協力しながら対応したい」と話した。

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