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毒クラゲに注意 カツオノカンムリが多数漂着 徳之島町と瀬戸内町で確認

徳之島町の海岸に漂着したカツオノカンムリ=4日、徳之島町山(池村茂さん提供)

 強い毒を持つクラゲの一種「カツオノカンムリ」が、鹿児島県の徳之島町と瀬戸内町の海岸に多数漂着していることが6日までに分かった。関係者らは「触手に毒があり、死骸でも触るとひどい痛みを感じる。きれいな色をしているが、興味本位で触らないで」と注意を呼び掛けている。

 カツオノカンムリは透き通った青色で楕円(だえん)形をしており、三角形の透明な帆のような部位で風を受けて移動する。体長は2~5センチ。4日に徳之島町山の畦海浜公園で、6日に瀬戸内町加計呂麻島の秋徳海岸で漂着が確認された。連日続いている強風や高波で打ち上げられたとみられる。

 徳之島で漂着を確認した県希少野生動植物保護推進員の池村茂さん(66)=徳之島町母間=が調べたところ、町内の複数の海岸で漂着を確認した。池村さんは「畦だけで数千匹は漂着していた。島の西側にも流れ着く可能性がある。きれいな青色で目立つので子どもが触らないように気を付けて」と話した。

 瀬戸内町では3月17日にも同町古仁屋港でカツオノカンムリが見つかり、その後に町内の海岸へ漂着している。同町水産観光課は「風次第でどこの海岸に漂着してもおかしくないので注意してほしい」と呼び掛けた。

 奄美海洋展示館(奄美市名瀬)の髙村洸介学芸員(25)は「もしカツオノカンムリに触って刺されてしまったら患部を一度海水で洗い流してから真水で洗ってしてほしい。症状が改善しない場合は医療機関を受診して」と応急処置について説明した。

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