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長野日報社

「絆のスポーツ」交流の輪 絆八ケ岳ラグビークラブ 長野県

子どもと大人がごちゃまぜになってチームを作り、パスの回数を競う。タックルなしのボール遊びやゲームを楽しんでいる=2月26日、原村社会体育館

 長野県原村、富士見町などのラグビー関係者や経験者らがスクラムを組み、「絆八ケ岳ラグビークラブ」を立ち上げて原村を拠点に活動している。交流や人間性を育むことに主眼を置き、子どもから高齢者まで多世代が集い、タックルなしのボール遊びやタックルの代わりにタグを取るタグラグビーを楽しむ。「絆のスポーツ」を通して世代や性別、市町村域を越えた「輪」づくりをしたいと意気込んでいる。

■タックルはなし パスの回数競う

 「よっしゃ」「いいぞ、ナイス」。2月26日、原村社会体育館。子どもと大人がごちゃまぜになって二つのチームに分かれ、楕円形の球を追いかけていた。競うのはパスをつないだ回数。ラグビーの代名詞とも言えるタックルはなく、バスケットボールの試合のような攻守が続いた。

 チームごと作戦を練る場面も。「どうしたらパスがつながるかな」「こう動いてみようか」。小学高学年の子が低学年の子や保育園児にアドバイスを送る。事務局の岡﨑苗美さん=原村=は「1人は皆のために、皆は1人のために。ラグビー精神ですね」と目を細め、笠原正好会長=同=は「生き方や思いやり、助け合い。いろいろ学べるのがラグビーというスポーツ」と話した。

 笠原会長は富士見高校にかつて存在していたラグビー部のOBだ。岡﨑さんの息子2人が遠方のラグビー教室まで通っていると知り、「八ケ岳エリアにもクラブができないか」と考え始めた。

■協力の輪広がる

 「(発足に向けて)走り始めたらパスがつながりまくって…」と岡﨑さん。ともに富士見町在住で県ラグビー協会理事長の細川強さんと、「花園」常連の沖縄県名護高で主将を務めた並里康忠さん、さらに茅野市在住で岡谷工から大東文化大に進んだ中島裕太郎さん…。共感や協力の輪が一気に広がった。県の地域発元気づくり支援金の採択も受け、多世代交流が可能なラグビークラブを運営する。

 原小学校校庭や同体育館などで毎月第2、第4日曜に活動する。岡﨑さんの長男で同校5年の児童(11)は「たくさん体を動かせるし、大人の方々や下の子たちとのコミュニケーションも楽しい」と笑顔。学校や職場、家庭以外の第三の居場所にもなるクラブに--。笠原会長は「夏涼しい八ケ岳エリアはラグビーの適地。親子や3世代での参加が増え、世代を越えた交流がより広がれば」と話している。

 クラブでは仲間や応援してくれるサポーター会員を募っている。問い合わせは事務局の岡﨑さん(電話090・2257・0170)へ。

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