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本番さながら避難・救助活動 鶴岡市総合防災訓練 朝日地域で地震発生想定

 本年度の鶴岡市総合防災訓練が2日、同市朝日地域で行われた。「庄内南部を震源とするマグニチュード6・9の地震が発生」といった想定で、小学生を含む地元住民など約600人が参加。避難や土砂災害救出救助、放水など各種訓練が繰り広げられた。

 鶴岡市は防災活動の円滑化、関係機関相互の協力体制強化、地域住民の防災意識高揚などを目的に、毎年秋に大規模災害発生を想定した総合的な防災訓練を実施している。昨年はコロナ禍で中止となり、2年ぶりの開催となった。

 今回はあさひ小学校(小澤敏一校長、児童121人)を主会場に、周辺の市朝日庁舎や朝日中央コミュニティセンターで訓練が行われ、朝日地域の約20自治会、あさひ小の全校児童と教員、市や防災関係機関などが参加した。

 訓練は「2日午前8時、庄内平野東縁断層帯の庄内南部を震源とするマグニチュード6・9の地震が発生。朝日庁舎の震度計は震度6強を記録した。この地震の影響で、朝日地区では人的被害、家屋破損、土砂災害などが数カ所発生」といった想定で行われた。災害発生後、災害対策本部を仮想設置し、朝日地区の住民の避難訓練や朝日庁舎の防災無線訓練などが繰り広げられた。

 このうち土砂災害救出救助訓練では、鶴岡市消防本部の救助隊が倒木などで車両に閉じ込められた負傷者を救出。チェーンソーで木を切断し、車両のドアやフロントガラスを除去して救出スペースを確保するなど、本番さながらの迅速な動きを見せていた。

 また、あさひ小の児童たちは災害発生を知らせる非常ベルと避難誘導の校内放送を受け、学年ごとにグラウンドへ避難。その後、同小周辺に設置した各ブースで、災害時に活躍する自衛隊の特殊車両や震度7の揺れを体験できる起震車への乗車のほか、小型ポンプからの放水などを体験した。

 1年生の小林美緒さん(6)は「自衛隊の高機動車に乗せてもらった。運転席にヘルメットやリュックがあって災害が起こった時に活躍することが分かった」と話していた。

あさひ小の児童たちが避難訓練に臨んだ

鶴岡市消防本部の救助隊が倒木などの下敷きになった車両からけが人を救出する訓練を展開した

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