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「自分に勝つ」決意胸に 加茂水産高「鳥海丸」2カ月間の実習出航

 鶴岡市の加茂水産高校(齋藤祐一校長、生徒71人)実習船「鳥海丸」(倉本照幸船長)の2年生海洋技術科工学系の総合実習航海出航式が9日、酒田市の酒田港東ふ頭で行われた。機関士などを志す生徒4人が11月初旬まで約2カ月にわたる航海実習に出発した。

 乗組員15人、教員2人と共に乗船した生徒たちは11月4日(金)まで、日本海(北海道沖)や太平洋(小笠原沖)でイカ釣り、カニ篭(かご)、マグロはえ縄といった漁業実習を行いながら、それぞれの漁法に応じた機関操作の技術を学ぶ他、初めての企画として来月中旬に宮城県気仙沼市の造船所を訪問、造船に関する研修を行う予定。

 この日は朝方までの雨も上がり、気温が上昇する中、全校生徒や教職員、保護者らが参加。鳥海丸を背に横一列に並んだ実習生らに対し、齋藤校長は「本校伝統の『熱・意気・団結』の精神で互いに励まし合いながら、最後まで元気で無事に実習をこなすことができるよう応援している」と激励した。

 女子生徒から倉本船長と実習生代表に花束が贈られた後、倉本船長は「乗組員が全力でサポートするので実習にしっかり励んでほしい、まずは安全航海に努める」、実習生代表の小松イブキさん(17)は「この実習は入学以来、学んできた知識や技術を洋上で身に付ける場。水高生としての自覚を持ち、自分に勝つんだという強い気持ちで取り組む」と決意を述べた。

 もやい綱が解かれ、船が岸壁を離れると、在校生や保護者、教職員らが手を振って「頑張ってこいよ」と声援。船の上部甲板に並んだ実習生たちも盛んに手を振って応えていた。

集まった在校生や保護者らを前に決意表明する小松さん(中央)

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