酒田市で採取された「ご当地塩」2種を原料の一部として用いた即席麺「W塩ラーメン」が完成し22日、市庁舎内で発表会が開かれた。土産品開発・販売などの「マウントスマイル」(米沢市)が、酒田市の企業、東北公益文科大の学生たちと共に企画・開発したもの。まろやかで味わい深いスープと、これに合う中太ストレート生麺が特長という。

「W塩ラーメン」の調理例=スマイル―リンク提供
本県の地域性を生かした特産品を開発、観光施設を中心に販売を手掛けている同社は、鳥海山の伏流水が流れ込む遊佐町吹浦沖の海水で製塩している「さかたの塩」(酒田市宮海、大川義雄社長)と共に、「酒田の塩 うま~い塩だれ」「酒田の塩 浅漬けの素」を発表、好評を得ている。特に「浅漬けの素」は、農林水産省「フードアクションニッポンアワード」の2020年度受賞商品となった。
コロナ禍に伴う観光市場の冷え込み、売店客層の変化などに伴い、大幅な売り上げの減少が続く中、贈答用としてではなく、全国有数の「ラーメン王国」という背景を踏まえ、需要が伸びている自家消費に活路を見いだそうと今回、「おらほの即席ラーメン」を開発することにした。
使用したのは、「酒田の塩」と、太古の地層から採取した海水を源泉とする同市山楯の温泉施設「アイアイひらた」の塩で、この2つを半々に配合。ラーメン好きな若い世代の意見を商品開発に生かすため、公益大の2年男子学生9人で組織するラーメン同好会「麺恋の」(佐藤諒多会長)に協力を仰いだ。学生メンバーは試食を繰り返しながらスープに合う麺を選定し結果、中太ストレートの生麺を採用。さらにこの即席ラーメンのトッピングメニューも考案した。
発表会では、アイアイひらたを運営する「ひらた悠々の杜」社長を務める矢口明子副市長、大川社長、佐藤会長ら学生メンバーが見守る中、マウントスマイルの親会社「スマイル―リンク」(愛知県)の坂本剛一さんがこれまでの経過を説明した上で、「山形のラーメン文化に着目した。まろやかで味わい深いスープが完成した。ぜひ地元の人から地元の観光売店に足を運んでもらいたい」と述べた。この後、出席者が自慢のスープを味わった。学生たちは「スーパーで売っている即席麺よりも味わい深い感じ。染み渡るようなスープとともに、麺も食べ応えがある」「酒田のラーメンはしょうゆが主。塩は独自性がある」「意外性があると思う」などと語った。
「W塩ラーメン」は1食250円(税込み)。製造から90日間、常温保存が可。庄内地域では酒田市の山居倉庫夢の倶楽、アイアイひらたなどで扱っている。商品に関する問い合わせなどはマウントスマイル=電0238(22)5941=へ。

完成した「W塩ラーメン」を紹介する関係者たち
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